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円応教の時間[テキスト]

責任役員 中村史郎 (2004.4.4)

 桜の季節を迎え、いよいよ春も本番となりました。子どもたちは、新学期も間近となり、希望に胸を膨らませていることでしょう。

 小学校に入学したばかりの子どもたちが、小さな身体に、真新しい大きなランドセルを背負って通学する姿は、とても可愛らしく、いとおしいような気持ちにさえなります。「良く学び、よく遊べ」と申しますが、大いに遊んでたくさんの友達をつくり、元気で素直に、すくすく育ってほしいと願いたくなります。

 子どもたちには、思いやりがあり、物の命を尊ぶ心、小さなものでも大切にする心を持ち、人の気持ちを汲めるような人に、なってほしいと願わずにはいられません。

 そのためには、親である私たち自身が、人を思いやり、物を大切にし、仕事や家事にも、愛情を持ってこまめに務めることが大切です。

 また、毎日の食事も、質素でも、家族そろって、楽しく食事ができることが何よりです。顔を見れば「勉強しなさい」と言うよりも、「今日は、学校は楽しかった?」と、疲れた子どもの心をほぐし、優しく接していけたらどれだけすばらしいでしょう。

 今、中学生を中心に若い女の子の間で、「ギャル文字」というものが流行っています。これは、携帯電話でメールを送るとき、日本語で漢字や仮名を使って普通に文面を作るのではなく、大半をひらがなやカタカナを使うのですが、組み合わせて文字を作ったり、記号や絵文字を交えながら、時には外国語の文字で、日本語の仮名に似た文字を織りまぜて文章を綴っていくのです。

 例えば「た」という文字であれば、カタカナの「ナ」と「二」を並べて「た」と読ませたり、「ん」という字は、アルファベットの「W」の小文字のような、ギリシャ文字の、「Ω」(オメガ)の小文字「ω」(オ)を使ったりというように見た目にも可愛らしく、楽しい文字を連ねます。

 小学生の女の子が、よく手紙を書いて交換をします。毎日学校で顔を合わすのに、家へ帰ってまたせっせとペンを走らせます。夜の限られた時間、塾やテレビに大忙しの中を、ハートのマークをはじめ、かわいいキャラクターやイラストを添えながら、文面を綴るのが「丸文字」です。

 そして、携帯電話が普及した今、中学生や高校生が、片時も離せないのが携帯電話であり、メールのやりとりなのです。

 先日、テレビで専門家の先生が、この「ギャル文字」を分析して、「これは仲間意識を深めたい心の現れなのです。伝えたい内容よりも、工夫を凝らした楽しい表現をすることの方が大切なのです」と、述べておられました。返事が遅れたり、絵文字も入れず組み合わせ文字も使わない普通の文面では、手抜きをしているか、機嫌が悪いのかと思われて、友達付き合いに支障をきたしかねないと心配になるというのです。時間もかかり、手間もかかるのですが、受け取ったときのうれしさに、お互いの親密度が深まるのでしょう。

 子どもたちは、毎日が必死なのですね。仲間外れにされたくない、みんなに可愛がられたい、良い子でありたいと、切実に考えているのです。

 大人になって意識すること、社会人になって身に付けることを、小学生のころから求められ勉強しているのだろうと思います。昔であれば「付き合いが悪い人間」と言われたくないと思う、そんな大人の心です。

 人間は、誰しも幸福を求めます。そして、子を持つ親となれば、我が子の幸せを願います。むしろ、我が子の幸せが自分の幸せと言えるでしょう。 しかし「三つ子の魂、百まで」と言われるとおり、2、3歳までに性格は形作られ、一生を左右します。いえ、母親のお腹に宿ったときから、母親の気持ちや周囲の環境に大きな影響を受けて、この世に生を享けるのです。

 両親の働きと限りない愛情により育まれると同時に、親の苦労や心配事、親子げんかや夫婦げんかも聞いて育つのです。そう思うとき、我が子への責任の重大さを省みずにはいられません。

 円応教の教典112項に、『三つ子までも人の姿には油断心得ること 何より言葉』というみ教えがあります。『三つ子までも人の姿には油断心得ること 何より言葉』。

 また、私たちの円応教では、教えが立てられて、85周年を迎えた本年、日々の実践目標として、教主様から『笑顔で、一人がひとりを幸せに』とお示しいただいています。信仰の原点、宗教の基本とも言うべき、人の幸せを祈り、人の幸せのために働かせていただくこと。そのために、まず「笑顔で」、身近な人から、『一人がひとりを幸せに』の心で接することを、教えていただいています。 今、新学期を迎えようとする子どもたちを見るとき、それぞれがご両親の慈愛によって育ち、多くの友達の中で、社会生活の大切さとすばらしさを学んで、健やかに成長していただきたいと願うとともに、どの子にも、子どもたちの心を汲み、優しいまなざしと愛情とをもって、接していきたいものだと思います。

 皆様のご家庭や周囲のお子様が、どなたも元気で、心身共に健やかに成育されますことを、心よりお祈りいたします。

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